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筋膜を切るということ

こんばんは

今日は手術と保存療法についてです

自分は前十字靭帯断裂を2回行っていて、この前十字靭帯は関節内靭帯なのでくっつきません。(無血組織なので)

ただ、足首の骨折や鎖骨、腰の骨折などは治ることもあります。

ましてや若い年齢では治りやすいです。

今回、下腿下部というくるぶしの骨折が出ました。

手術をすれば復帰は早くなりますが、ここで注意したいのが

骨をつなぐことよりも筋膜を切ることのリスクです。

筋膜とは生まれてくる時に受精卵という膜に包まれて生まれてきて、それが細胞分裂して人間になっていくというだいぶ端折りましたがそいういうものです。

その生まれてから切られていない膜を切るという判断をすぐにするにはという話です。

 

もちろん早く復帰したい、早く復帰しないと試合が!というのはわかります。

例えば鎖骨骨折の場合、固定がしにくい場所のため、自分は手術でピン留めしてもらったほうが予後が良いと考えています。

でも場所によってはしっかりと固定をし、その固定が全周でないシーネ固定であれば施術で外して骨折の癒合を早める物理療法の機械も当院にはあります。

そういうのを使って骨の癒合を早めていけば早期治癒、復帰も可能性としてはあると思います。

 

また、年齢が若い場合は骨端線、成長軟骨というところも気になるところですね。

自分の患者さんでも前十字靭帯を14歳でしてしまい、手術は骨端線が閉鎖されないと手術はできない、する場所があったとしても際断裂や良い結果になりにくいという診断も受けています。

 

ぜひ、そういう悩みを持っている人は検討してください。そして、その手術がどうかをセカンドオピニオン含め検討するといいでしょう。

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