ドイツ研修④letzte
マインツのフィジオ(以降LB<名前の略>)に呼ばれたのは、PM7時。とても気さくそうな方、ガタイはすごくよく、自分でも鍛えてそうだ。
LBはまず、施設の案内をしていただいた。理学療法の部屋には日本でもある低周波や高周波、レーザーなどがありました。
隣の部屋では、各選手を管理する機材があり、日本には恐らく1台も入っていないものです。日本のメーカーの人ともお話をしましたが、IN BODY より細かく身体を分析するものです。
この機械により、選手の前日の睡眠時間やスマホを観た時間、どんな栄養をとったかなどわかるようです。そして、1人にかかる時間は約2分という高スピード!!
マインツは西洋医学と東洋医学の要素をチームにおとし、アプローチの仕方も様々。リハビリや、治療で手詰まりといったところはないようだ。
多々質問をし、テーピングを巻いてもらったり、巻いたテープの感想をもらったりしました。
ただ、この研修をする前に『古屋さんはJFAから行くわけではないでしょ、Jリーグのトレーナーでもないのによく許可が出たね!』と言われた。(自分では普通なのかと思っていたが(-_-;))
なので、何故見せてくれたのか聞いてみた。その答えが
『私はいつも門戸をひらいている。』
ということである。
私は行動の原理をいつも大事にしている。
動かなくては、何も始まらない。
失敗しないとわからない。
経験が人を磨く。
頭だけ良くても、頭だけで考えてる人より、行動して、経験している人の言葉の方が説得力がある。
大事にしていてよかった、石橋叩くのも大事だが、叩きすぎて石割って進めませんは嫌ですからね(笑)
2時間もあっという間に過ぎて、最後は記念写真と武藤選手に会えたらサインをと思っていたユニフォームにLBのサインをもらい、現在は整骨院に飾っています。
ユニフォームはマインツ111周年の記念ユニで当院も11月11日開業です。(なにか通じるものがあるなぁ)
帰りは通訳の臼井さんと3人でやっと、やっとドイツでこれだ!!っていう料理を食べ、DBに揺られながら宿に。
翌日もタイミングよくタクシーを拾い、空港へ。
ここで難関が。TAX FREEである。
1ことだけ、GLOBAL BLUEが楽である。
とにかくやりたいことはやったし、買いたいものも買えた。
今度は勉強と役に立つためにくるぞ!
*これで長かったドイツ研修は修了です。海外に出ることは大変ですが、日本の良さもわかります。是非、海外旅行は最初にドイツをお勧めします。
・・・で終わりません。この研修は施術などがメインなので。
HP、FBをみる施術家やセラピストも多くいると思うので。マインツのLBの話を少し箇条書きに。
まず、率直にドイツ人は細かくて繊細でした。
①炎症は72時間より短い時間です。(日本ではまだ72時間という認識ではないですか?)
②アイシングは20分もしない(無感覚などにしてませんか?)
③痛みは2日間以上選手は感じたことがない(ここはアビさん経由で聞こうかな、選手に)どこまでなのかは通訳介してなのでわかりかねますが。
④テーピングは皮膚から出さない(そもそも、無駄毛処理しなくていいんですね<笑>)僕が巻かれて、1時間ぐらいそのままにしていてもはがれないし、強度もばっちりでした!
*③は当院でも常に意識して施術しています。
長引くのには何かしらの原因が怪我にも怪我した本人にも問題があるのです。周りの状況(家族、部活の練習量、仲間、経済、栄養、睡眠、年齢)も大いに関係します。
最後になりましたが、この研修をセッティングしていただいたPSGの長道さん、宿を貸していただいた近江さん、サポートのKayoさん、通訳の臼井さん、そして一緒に研修に行ったドイツ大好き、サッカー好きで同期生で同い年の菊池に御礼を心から申し上げます。
ありがとうございました。
Vielen Dank
また、ドイツ行くのでその時はまたお願いします!! 古屋 英二郎